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第1部 基本計画 第7次いわき市高齢者保健福祉計画 | いわき市役所 7jikeikaku dai1bu

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第 1 部

基 本 計 画

第 1 部

基 本 計 画

(2)

-2-

(3)

-3-

1 計画策定の背景

(1)計画策定の背景

いわき市の高齢者保健福祉行政は、      「第6次いわき市高齢者保健福祉計画」に基づき、 各種施策の推進を図っています。高齢者保健福祉計画は、老人福祉法及び介護保険法に基 づき、市が策定する3ヵ年計画であり、市の高齢者保健福祉施策の基本方針や施策体系を 定めるほか、介護保険第1号被保険者保険料の算定根拠となる介護保険サービス給付費の 見込みや、介護保険サービス基盤の整備目標等を定めた行政計画です。

現行の第6次計画は平成 26 年度をもって終了することから、市は平成 27 年度~平成 29 年度を推進期間とする第7次計画を策定します。なお、第7次計画は、いわゆる「団塊の 世代」が後期高齢者となる平成 37 年に向け、高齢者ができる限り住み慣れた地域で暮ら していけるよう、医療、介護、介護予防、住まい、生活支援が包括的に確保される「地域 包括ケアシステム」構築のための取組みを本格化していく計画として位置づけます。

このことから、第7次計画においては、平成 37 年を見据えた中長期的な視野に立った 施策の展開を図る必要があります。

(2)計画の構成

本計画は「第1部 基本計画」と「第2部 実施計画」の2部構成としています。

「第1部 基本計画」は、我が国及び本市高齢者の現状や、将来に向けた社会の動き等 を把握し、平成 37 年を見据えた本市の高齢者保健福祉のあり方を示す、中長期的な計画 として位置づけます。

また、「第2部 実施計画」は、計画の期間である平成 27 年度から平成 29 年度の3年 間における、本市高齢者保健福祉施策の具体的な方向性や施策・事業内容を位置づけます。

2 法令等の根拠

本計画は、「老人福祉法」(昭和 38 年法律第 133 号)第 20 条の 8 に規定する「市町村老人福 祉計画」及び「介護保険法」(平成 9 年法律第 123 号)第 117 条第 1 項に規定する「市町村介 護保険事業計画」として策定するものです。

また、上位計画である「新・いわき市総合計画(ふるさと・いわき 21 プラン)」をはじめ、 新・いわき市地域福祉計画や関連計画と調和がとれたものとします。

第 1 章 計 画 策 定 の 背 景

-3-

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-4- 図1-1-1 本計画と関連する計画

3 計画期間

介護保険事業計画は、介護保険法第 117 条第 1 項により、3年を1期とすることが求められ ていることから、本計画は、平成 27 年度~29 年度の3年間の計画として定めることになりま す。

図1-1-2 計画期間

新・いわき市総合計画

ふるさと・いわき 21 プラン

新・いわき市地域福祉計画

健 康 い わ き 21

○平成37年度を見据えた目標設定

 ⇒「団塊の世代」がすべて後期高齢者となる平成37年を見据えた中長期的視野を持った施策の展開

平成 24年度

平成 25年度

平成 26年度

平成 27年度

平成 28年度

平成 29年度

平成 30年度

平成 31年度

平成 32年度

平成 33年度

平成 34年度

平成 35年度

平成 36年度

平成 37年度

平成 38年度 第8次計画

第7次

高齢者保険福祉計画

(本計画)

団塊の世代が すべて後期高齢者へ

第9次計画

第10次計画 第6次計画

団塊の世代が すべて高齢者へ

-4-

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第 2 章 高 齢 者 を 取 り 巻 く 状 況

-5-

1 わが国の高齢者をめぐる状況

(1)高齢化の進行

わが国の高齢者人口は、昭和 45 年に高齢化社会の基準となる総人口の 7.0%を超え、平 成7年には高齢社会の基準となる 14.0%を超えました。総務省「国勢調査」によれば平成 22年 10 月1日現在のわが国の高齢者数は、約 2,925 万人、高齢化率は 23.0%となってい ます。

高齢者の増加は今後も続くことが見込まれており、国立社会保障・人口問題研究所によ れば平成 32 年には 3,500 万人を超えると推計されています。一方で、総人口が減少する ことから、高齢化率は今後急速な上昇を続け、平成 25 年には、25.0%を突破し、国民の 4人に1人が高齢者という社会が到来しています(図1-2-1、図1-2-2)。

図1-2-1 わが国の高齢者人口の推移と将来予測

出所)平成 22 年以前は国勢調査結果、平成 27 年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来人口推計

(平成 24 年1月推計)」

図1-2-2 わが国の高齢化率の推移と将来予測

出所)平成 22 年以前は国勢調査結果、平成 27 年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来人口推計

(平成 24 年1月推計)」

0 20 40 60 80 100 120

昭和 45年

昭和 50年

昭和 55年

昭和 60年

平成 2年

平成 7年

平成 12年

平成 17年

平成 22年

平成 27年

平成 32年

平成 37年

平成 42年

平成 47年

平成 52年

平成 57年

平成 62年

平成 67年 (百万人)

総人口 高齢者数

実績値 推計値

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0

昭和 45年

昭和 50年

昭和 55年

昭和 60年

平成 2年

平成 7年

平成 12年

平成 17年

平成 22年

平成 27年

平成 32年

平成 37年

平成 42年

平成 47年

平成 52年

平成 57年

平成 62年

平成 67年 (%)

高齢化率 前期高齢者率 後期高齢者率

実績値 推計値

-5-

(6)

-6-

(2)高齢単身世帯の増加

わが国の一般世帯数は今後減少に転じる一方で、高齢世帯(世帯主の年齢が 65 歳以上 である一般世帯)の総数は、平成 22 年の時点で約 1,600 万世帯であり、今後も増加する ものと予想されていることから、高齢世帯が一般世帯数全体に占める割合は、平成 22 年 に 30.8%であったものが、その後 40%近くまで上昇することが見込まれています。

また、高齢単身世帯(世帯主が 65 歳以上であり、かつ、世帯主のみの一般世帯)も増 加するものと予想されており、一般世帯に占める割合も、今後上昇していくと見込まれて います。なお、世帯主が 65 歳以上であり、かつ、夫婦のみの世帯については、今後一般 世帯に占める割合が 10%を超える水準でほぼ横ばいでの推移となることが見込まれていま す(図1-2-3、図1-2-4)。

図1-2-3 わが国の高齢世帯数の推移と将来予測

出所)平成 22 年以前は国勢調査結果、平成 27 年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将 来推計(全国推計)(平成 25 年1月推計)」

図1-2-4 わが国の高齢者のいる世帯割合の推移と将来予測

出所)平成 22 年以前は国勢調査結果、平成 27 年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将 来推計(全国推計)(平成 25 年1月推計)」

0 10 20 30 40 50

平成12年 平成17年 平成22年 平成27年 平成32年 平成37年 平成42年 (百万世帯)

一般世帯数 高齢世帯数

推計値 実績値

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0

平成12年 平成17年 平成22年 平成27年 平成32年 平成37年 平成42年 (%)

高齢世帯割合 高齢単独世帯割合 世帯主が65歳以上、夫婦のみ世帯割合 推計値

実績値

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-7-

(3)支援を必要とする高齢者の増加

高齢化の進行に伴い、日常生活において何らかの支援を必要とする高齢者も増加してい ます。厚生労働省「介護保険事業状況報告月報(暫定)」によれば、介護保険制度がスタ ートした平成 12 年度の9月末時点で約 240 万人であった要支援・要介護認定者数は、平 成 26 年9月末時点では約 600 万人となっています(図1-2-5)。

また、厚生労働省「認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに 向けて~(新オレンジプラン)」によれば、平成 24 年に約 462 万人だった全国の認知症有 病者数は、平成 37 年には約 700 万人にまで増加すると推計されています。

図1-2-5 要介護(要支援)認定者数の推移(各年9月末現在)

出所)厚生労働省「介護保険事業状況報告月報(暫定)」

※各年の要介護(要支援)認定者数については、第1号被保険者と第2号被保険者の合計値となっています。

0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0

平成12年平成13年平成14年平成15年平成16年平成17年平成18年平成19年平成20年平成21年平成22年平成23年平成24年平成25年平成26年 (百万人)

旧要支援 要支援1 要支援2 経過的要介護 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5

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(8)

-8-

2 本市高齢者の状況

(1)高齢化の状況

① 本市の人口推移

本市の人口について、住民基本台帳をもとに近年の傾向を見ると、人口の減少、世帯 数の増加とも続いており、この結果、世帯あたり人員数も減少しています。平成 22 年か ら 23 年にかけては、東日本大震災の影響により、人口は大きく減少し、また世帯数も減 少に転じました。平成 26 年 10 月1日現在の人口は 332,271 人、世帯数は141,614世帯、 世帯あたり人員は 2.3 人となっています(表1-2-1)。

表1-2-1 本市の人口・世帯数の推移と増加率(各年 10 月1日現在※平成 23 年のみ 10 月3日現在) 平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 総人口 350,779 348,421 人 340,666 人 336,613 334,062 人 332,271

人口増加率 △0.8% △0.7% △2.2% △1.2% △0.8% △0.5%

世帯数 140,138 世帯 140,930 世帯 139,756世帯 139,930世帯 140,526 世帯 141,614 世帯

世帯数増加率 0.6% 0.6% △0.8% 0.1% 0.4% 0.8%

世帯あたり人員 2.5 2.5 2.4 人 2.4 人 2.4 人 2.3

出所)いわき市 住民基本台帳

※平成 24 年8月より、住民基本台帳に外国人が記載されるようになりましたが、推移の比較のため日本人の みの数値を記載しています。 (以下同様)

② 本市の高齢化の動向

平成 21 年から平成 26 年までの各年の推移を住民基本台帳をもとに見ると、前期高齢 者数は平成 22 年に一度減少した後に増加が続き、平成 26 年には 44,777 人と、平成 21 年からでは最多となりました。また、後期高齢者数は年々増加しており、平成 21 年には 42,303 人でしたが、平成 26 年には 45,628 人となっています(表1-2-2)。

なお、高齢化率を比較すると、本市の平成26年1月1日現在の高齢化率(26.5%)は、 全国と比較して 1.5 ポイント高く、福島県全体とはほぼ同じ水準にあります(表1-2- 3)。

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(9)

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表1-2-2 本市の高齢化の状況(各年 10 月1日現在※平成 23 年のみ 10 月3日現在)

平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 総人口 350,779 348,421 340,666 336,613 334,062 332,271 65歳以上 人口 84,911 85,237 84,063 85,705 88,053 90,405

対総人口比 24.2% 24.5% 24.7% 25.5% 26.4% 27.2%

前期高齢者

(65~74 歳)

人口 42,608 41,919 40,242 41,127 42,809 44,777 対総人口比 12.1% 12.0% 11.8% 12.2% 12.8% 13.5% 後期高齢者

(75 歳以上)

人口 42,303 43,318 43,821 44,578 45,244 45,628 対総人口比 12.1% 12.4% 12.9% 13.2% 13.5% 13.7%

出所)いわき市 住民基本台帳

表1-2-3 高齢化率の比較(平成 26 年1月1日現在)

いわき市 福島県 全国

総人口 333,875 1,966,594 126,435千人

高齢者数(65 歳以上人口) 88,583 521,351 31,583千人

高齢化率 26.5% 26.5% 25.0%

出所)総務省「住民基本台帳人口に基づく人口、人口動態及び世帯数調査」(日本人のみ)

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高齢化の状況は、地区によっても大きく異なっています。平成26年10月1日現在、 高齢化率が最も低いのは小名浜地区で 24.6%であるのに対し、田人地区では 40.9%、川 前地区では 40.2%と高いことがわかります。また、高齢化率が高い地区は後期高齢者の 割合も高くなっています。さらに、5年前の平成21年10月1日の状況と比較すると、 全ての地区で高齢化率が上昇していること、そのなかでも特に小川地区や久之浜・大久 地区で上昇の度合いが大きく、小名浜地区では比較的上昇の度合いが小さいことがわか ります(表1-2-4)。

表1-2-4 地区別の高齢化の状況(平成 26 年 10 月1日現在) 地区名 総人口 65歳以上

人口 高齢化率

前期 高齢者数

前期 高齢者 対人口比

後期 高齢者数

後期 高齢者 対人口比

平成21年 時点の 高齢化率

5年間の 高齢化率 の増減 92,517 人 23,397 人 25.3% 11,855 人 12.8% 11,542 人 12.5% 21.8% +3.5 ポイント 小名浜 77,992 人 19,192 人 24.6% 9,822 人 12.6% 9,370 人 12.0% 22.3% +2.3 ポイント 勿来 49,697 人 14,180 人 28.5% 7,168 人 14.4% 7,012 人 14.1% 25.3% +3.2 ポイント 常磐 34,502 人 9,894 人 28.7% 4,914 人 14.2% 4,980 人 14.4% 25.7% +3.0 ポイント 内郷 26,005 人 7,288 人 28.0% 3,634 人 14.0% 3,654 人 14.1% 25.3% +2.7 ポイント 四倉 14,068 人 4,632 人 32.9% 2,080 人 14.8% 2,552 人 18.1% 29.4% +3.5 ポイント 遠野 5,948 人 1,931 人 32.5% 827 人 13.9% 1,104 人 18.6% 29.0% +3.5 ポイント 小川 7,019 人 2,240 人 31.9% 1,040 人 14.8% 1,200 人 17.1% 27.9% +4.0 ポイント 好間 13,001 人 3,497 人 26.9% 1,734 人 13.3% 1,763 人 13.6% 23.5% +3.4 ポイント 三和 3,381 人 1,246 人 36.9% 497 人 14.7% 749 人 22.2% 33.2% +3.7 ポイント 田人 1,866 人 763 人 40.9% 281 人 15.1% 482 人 25.8% 37.3% +3.6 ポイント 川前 1,259 人 506 人 40.2% 179 人 14.2% 327 人 26.0% 37.5% +2.7 ポイント 久之浜・大久 5,016 人 1,639 人 32.7% 746 人 14.9% 893 人 17.8% 28.9% +3.8 ポイント 全市 332,271 人 90,405 人 27.2% 44,777 人 13.5% 45,628 人 13.7% 24.2% +3.0 ポイント 出所)いわき市 住民基本台帳

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平成 25 年から 26 年の1年間の変化をみると、いずれの地区においても高齢化率は上 昇しており、最も大きい上昇幅は、遠野地区と三和地区の 1.2 ポイントとなっています。 また、前期、後期高齢者別にみると、前期高齢者の割合はすべての地区で1年前よりも 上昇しており、後期高齢者についてもほとんどの地区で割合が上昇していますが、川前 地区では後期高齢者の対人口比が低下しています(表1-2-5)。

表1-2-5 地区別の高齢化の状況(平成 26 年 10 月1日現在)

地区名 総人口 65歳以上

人口 高齢化率

1年間の 高齢化率の

増減

前期 高齢者 対人口比

1年間の 前期高齢者 対人口比の

増減

後期 高齢者 対人口比

1年間の 後期高齢者 対人口比の

増減 92,517人 23,397 人 25.3% +0.9ポイント 12.8% +0.6ポイント 12.5% +0.3 ポイント 小名浜 77,992人 19,192 人 24.6% +0.6ポイント 12.6% +0.4ポイント 12.0% +0.2 ポイント 勿来 49,697人 14,180 人 28.5% +0.8ポイント 14.4% +0.5ポイント 14.1% +0.2 ポイント 常磐 34,502 9,894 28.7% +1.0ポイント 14.2% +0.9ポイント 14.4% +0.1 ポイント 内郷 26,005 7,288 28.0% +1.1ポイント 14.0% +1.0ポイント 14.1% +0.1 ポイント 四倉 14,068 4,632 32.9% +1.1ポイント 14.8% +0.6ポイント 18.1% +0.5 ポイント 遠野 5,948 1,931 32.5% +1.2ポイント 13.9% +1.0ポイント 18.6% +0.2 ポイント 小川 7,019 2,240 31.9% +1.1ポイント 14.8% +1.1ポイント 17.1% 0.0 ポイント 好間 13,001 3,497 26.9% +1.1ポイント 13.3% +0.9ポイント 13.6% +0.2 ポイント 三和 3,381 1,246 36.9% +1.2ポイント 14.7% +0.9ポイント 22.2% +0.3 ポイント 田人 1,866 763 40.9% +1.1ポイント 15.1% +0.7ポイント 25.8% +0.4 ポイント 川前 1,259 506 40.2% +0.7ポイント 14.2% +1.3ポイント 26.0% -0.7 ポイント 久之浜・大久 5,016 1,639 32.7% +1.0ポイント 14.9% +1.1ポイント 17.8% 0.0 ポイント 全市 332,271人 90,405 人 27.2% +0.8ポイント 13.5% +0.7ポイント 13.7% +0.2 ポイント 出所)いわき市 住民基本台帳

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(2)高齢者のいる世帯の状況

① 世帯構成の状況

住民基本台帳によると、平成 26 年 10 月1日現在、本市における高齢者のいる世帯数 は、65,063 世帯と全世帯の 45.9%を占めています。また、そのうち、高齢単身世帯は 22,484 世帯、高齢者のみの世帯(単身世帯を除く)は 15,535 世帯となっています(表1-2- 6)。

表1-2-6 本市の高齢者のいる世帯の状況(各年 10 月1日現在)

平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 総世帯数 140,930世帯 139,756世帯 139,930世帯 140,526世帯 141,614世帯 高齢者のいる世帯数 61,336世帯 60,861世帯 62,069世帯 63,610世帯 65,063世帯 高齢単身世帯数 18,934世帯 19,474世帯 20,411世帯 21,441世帯 22,484世帯

高齢者のみの世帯

(単身世帯を除く)

13,941世帯 13,828世帯 14,304世帯 14,861世帯 15,535世帯

総世帯(率) 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

高齢者のいる世帯数 43.5% 43.5% 44.4% 45.3% 45.9%

高齢単身世帯数 13.4% 13.9% 14.6% 15.3% 15.9%

高齢者のみの世帯

(単身世帯を除く) 9.9% 9.9% 10.2% 10.6% 11.0%

出所)いわき市 住民基本台帳

② 住居の状況

平成 22 年の、本市における高齢者のいる世帯の状況を見ると、「持ち家」に住んでい る世帯が 86.3%、「民間の借家」に住んでいる世帯が 7.8%、「公営・公団・公社の借家」 に住んでいる世帯が 4.9%等となっています。全国と比較すると、持ち家の割合が高く、 借家の割合が低いことがわかります(表1-2-7)。

表1-2-7 高齢者のいる世帯の住宅の状況(平成 22 年 10 月 1 日現在)

本市 全国

世帯数 構成比 世帯数 構成比

高齢者のいる一般世帯 56,563世帯 100.0% 19,338千世帯 100.0%

住宅に住む一般世帯 56,415世帯 99.7% 19,289千世帯 99.8%

持ち家 48,795世帯 86.3% 15,917千世帯 82.3%

公営・公団・公社の借家 2,795世帯 4.9% 1,252千世帯 6.5%

民営の借家 4,387世帯 7.8% 1,939千世帯 10.0%

給与住宅 126世帯 0.2% 55千世帯 0.3%

間借 312世帯 0.6% 126千世帯 0.7%

住宅以外に住む一般世帯 148世帯 0.3% 48千世帯 0.2%

出所)総務省「国勢調査報告」

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(3)支援を要する高齢者の状況

① 要介護(要支援)認定者数の推移

本市の要介護(要支援)認定者数は、平成 26 年 10 月現在、18,785 人となっており、 増加傾向で推移しています(図1-2-8)。

図1-2-8 要介護(要支援)認定者数の推移(各年 10 月現在、単位:人)

出所)国保連合会業務統計表(確定給付統計) また、年齢別に要介護(要支援)認定者数を見ると、75 歳以上の後期高齢者において 認定者数が増加傾向にあり、平成 26 年 10 月現在、後期高齢者が全体の 85.4%を占めて います(図1-2-9)。なお、要介護度別の構成比をみると、近年では、要介護2・3の 方の割合が上昇傾向にあります(図1-2-10)。特に要介護2の上昇が目立ち、平成 26 年には 19.6%となっています。

図1-2-9 年齢別要介護(要支援)認定者数推移(各年 10 月現在、単位:人)

出所)国保連合会業務統計表(確定給付統計) 13,930 14,019

14,433

14,762

15,392

15,753

16,849

18,073

18,785

12,500 13,500 14,500 15,500 16,500 17,500 18,500 19,500

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年

518 512 507 515 526 541 552 542 536

2,021 1,974 1,974 1,923 1,963 1,859 1,926 2,075 2,208 11,391 11,533 11,952

12,324 12,903 13,353

14,371 15,456 16,041 81.8%

82.3%

82.8%

83.5% 83.8%

84.8%

85.3% 85.5% 85.4%

78.0% 79.0% 80.0% 81.0% 82.0% 83.0% 84.0% 85.0% 86.0% 87.0% 88.0%

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 20,000

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年

2号被保険者 前期高齢者 後期高齢者 後期高齢者の占める割合(右軸)

-13-

(14)

-14- 図1-2-10 要介護度別の構成比(各年 10 月現在)

出所)国保連合会業務統計表(確定給付統計)

② 要介護(要支援)認定率

第1号被保険者数に占める要介護(要支援)認定者数の割合である認定率を見ると、 平成 22 年以降上昇傾向にあり、平成 26 年 10 月の認定率は 20%を超え、20.2%となって います(図1-2-11)。

また、要介護(要支援)認定率の推移を前期高齢者・後期高齢者別に見ると、前期高 齢者についてはあまり大きな変化は見られませんが、後期高齢者においては認定率が平 成 22 年以降、急激に上昇しており、平成 26 年には 35.2%となっています(図1-2-12)。

図1-2-11 要介護(要支援)認定者の認定率(各年 10 月現在)

出所)国保連合会業務統計表(確定給付統計)、いわき市住民基本台帳 3.7%

5.2% 7.5% 7.6% 8.2% 8.8% 7.9% 7.6% 8.1% 7.7% 10.1% 14.6% 14.5% 13.6% 12.8% 13.3% 13.9% 14.0% 14.3% 22.0% 14.2% 13.7% 14.3% 15.1% 15.8% 15.4% 16.2% 16.0% 16.9%

18.1% 17.5% 17.3% 16.8% 18.2% 18.9% 19.1% 19.6% 15.8%

17.2% 17.7% 17.4% 17.0% 16.6% 17.1% 16.8% 17.4% 14.1% 15.1%

15.4% 15.6% 15.0% 14.2% 13.8% 13.0% 12.9% 12.1% 13.3% 13.7% 13.7% 14.5% 13.9% 13.3% 12.8% 12.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年

要介護5 要介護4 要介護3 要介護2 要介護1 要支援2 要支援1 経過的要介護

16.7% 16.5% 16.7%

16.8%

17.4%

18.1%

19.0%

19.9% 20.2%

16.0% 16.5% 17.0% 17.5% 18.0% 18.5% 19.0% 19.5% 20.0% 20.5%

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年

-14-

(15)

-15-

図1-2-12 前期高齢者・後期高齢者別、要介護(要支援)認定者の認定率(各年 10 月現在)

出所)国保連合会業務統計表(確定給付統計)、いわき市住民基本台帳 4.9%

4.7% 4.7%

4.5%

4.7%

4.6%

4.7%

4.8%

4.9%

29.6%

28.9% 29.0% 29.1%

29.8%

30.5%

32.2%

34.2%

35.2%

25.0% 26.0% 27.0% 28.0% 29.0% 30.0% 31.0% 32.0% 33.0% 34.0% 35.0% 36.0%

4.4% 4.5% 4.6% 4.7% 4.8% 4.9% 5.0% 5.1% 5.2% 5.3% 5.4% 5.5%

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年

前期高齢者認定率(左軸) 後期高齢者認定率(右軸)

-15-

(16)

第 3 章 平 成 3 7 年 を 見 据 え た 国 の 動 向

-16-

我が国は、戦後の経済成長による生活水準の向上や健康増進により平均寿命が延び、長寿国の トップを走る国となりました。一方、人口の減少による急激な高齢化の進行により、世界のどの 国も経験したことのない超高齢社会を迎えています。

このような状況にあって、国は、超高齢社会に適切に対処することを目的に、基本的かつ総合 的な高齢社会対策の指針として、平成 24 年に約 11 年ぶりとなる「高齢社会対策大綱」を定め、 高齢者のみならず、多くの国民の意欲と能力を最大限発揮し、全世代で支え合う社会の構築に向 けた取組みを進めています。

1 高齢社会対策大綱

高齢社会対策大綱では、次のような社会が形成されることを基本理念としています。

・ 国民が生涯にわたって就業その他の多様な社会的活動に参加する機会が確保される 公正で活力ある社会

・ 国民が生涯にわたって社会を構成する重要な一員として尊重され、地域社会が自立 と連帯の精神に立脚して形成される社会

・ 国民が生涯にわたって健やかで充実した生活を営むことができる豊かな社会

また、これらの社会を構築するため、次の 6 つの基本的考え方に基づいて高齢社会対策を進 めています。

①「高齢者」の捉え方の意識改革

高齢者の健康や経済的状況を踏まえ、一律に「支えられる」人であるという概念を変え、意 欲と能力のある 65 歳以上の者には支える側に回ってもらうよう、国民の意識改革を図る。

②老後の安心を確保するための社会保障制度の確立

格差の拡大等に対応し、全世代にわたる安心の確保を図り、社会保障機能の充実と給付の重 点化、制度運営の効率化を同時に行い、負担の増大を抑制する。

全ての人が社会保障の支え手であると同時に、社会保障の受益者であることを実感できる制 度を確立する。

③高齢者の意欲と能力の活用

高齢期における個々の労働者の意欲・体力等には個人差があり、家庭の状況等も異るが、高 齢者の活躍したいという意欲を活かし、年齢にかかわりなく働くことができる社会を目指して、 多様なニーズに応じた柔軟な働き方が可能となる環境整備を図る。

また、生きがいや自己実現を図ることができるよう、さまざまな生き方を可能にする活躍の 場の創出や社会参加の機会を得られるよう「居場所」と「出番」をつくる。

-16-

(17)

-17-

④地域力の強化と安定的な地域社会の実現

高齢者の社会的な孤立を防止するために、また、高齢者を介護する家族を支えるという点に おいて、地域のつながりをつくる必要があることから、地域の人々、友人、世代や性別を超え た人々との「顔の見える」助け合いにより行われる「互助」に取り組む。社会とのつながりを 失わせないような取り組みを推進し、高齢者とその家族が安心して生活できるよう、必要なと きに必要な医療や介護を受けることができる環境が整備されているという安心感を醸成する。

⑤安全・安心な生活環境の実現

高齢者が地域での生活に支障が出ないように、バリアフリーなどの環境を整備するほか、医 療、介護、職場、住宅が近接した集約型のまちづくりを推進する。また、高齢者を犯罪や消費 者トラブルから守り、地域で孤立させないようコミュニケーションを促進させ、安全安心な社 会の仕組みを構築する。

⑥若年期からの「人生 90 年時代」への備えと世代循環の実現

高齢期を健康でいきいきと過ごすことができるよう、若い頃からの健康管理、健康づくり、 生涯学習、自己啓発への取り組みが重要です。高齢期における経済的自立という点については、 就労期に資産を蓄え、引退後はその資産を活用して生活することが可能となる取り組みを進め ること。高齢者の築いた資産を次世代が適切に継承できるよう、社会に還流する仕組みを構築 すること。

-17-

(18)

-18-

2 地域における医療・介護の総合的な確保を図るための改革

平成 37 年には、団塊の世代が 75 歳以上となり、全国では3人に1人が 65 歳以上、5人に 1人が 75 歳以上となり、高齢化が進むと医療や介護を必要とする方がますます増加しますが、 現在の我が国の医療・介護サービスの提供体制のままでは十分な対応ができなくなると見込ま れています。

国においては、平成 37 年を見据え、限られた医療・介護資源を有効に活用し、必要なサー ビスを確保していくため、「地域における医療・介護の総合的な確保を図るための改革」を実 施することが必要だとしています。

この「地域における医療・介護の総合的な確保を図るための改革」は、「効率的かつ質の高 い医療提供体制の構築」と「地域包括ケアシステムの構築」、さらにこれらを支える人材確保 等を含んだ「サービス充実のための基盤整備」により構成されます。

「効率的かつ質の高い医療提供体制の構築」では、主に「病床の機能分化・連携」と「在宅 医療の推進・介護との連携」が進められます。「病床の機能分化・連携」とは、医療サービス を必要とする方にサービスがきちんと届くように、医療機関が病棟毎にその役割を明示するこ とです。これにより地域における医療資源の実態把握が進み、地域(医療圏域)ごとに必要と される機能別の量と、地域の医療提供体制の将来の目指すべき姿を定めた地域医療ビジョンの 策定が可能となります。他方、限られた医療資源を適正に配分するため、在宅での生活が可能 な方には病院等から在宅への復帰が進められますが、併せて在宅における医療ニーズを満たす ため、往診や訪問看護などの体制整備が進められます。

また、「地域包括ケアシステムの構築」が進められます。地域包括ケアシステムは、高齢者 が住み慣れた地域で生活を継続できるようにするため、住まい、医療、介護、予防、生活支援 が一体的かつ包括的に提供される社会的な仕組みのことを指しますが、これを実現するために、 在宅医療・介護連携の推進、生活支援サービスの充実・強化、認知症施策の推進を図ることが 制度化されました。さらに、介護保険制度を持続可能なものとしていくため、費用負担の公平 化として、一定以上の所得のある利用者の自己負担割合の引き上げ、「補足給付」の支払い要 件への資産の勘案、特別養護老人ホーム入所基準が見直されます。

図1-3-1 地域包括ケアシステムの姿

出所:厚生労働省老健局 「全国介護保険・高齢者保健福祉担当課長会議資料」(平成 26 年 2 月) -18-

(19)

4 章   前 計 画 の 取 組 み 状 況

-19-

本章では、前計画(計画期間:平成 24 年度から平成 26 年度)において推進した6つの最重点 施策の実施状況、介護保険サービスの需給状況などを示します。

1 前計画の進捗状況

(1)最重点施策Ⅰ 住民参加型の介護予防施策の推進

第6次計画では、介護予防意識の醸成と、地域ぐるみで誰もが気軽に介護予防活動に参 加できることを目的に「いわき市シルバーリハビリ体操事業」を展開してきました。

具体的には、地域の自主グループの活動の中での体操指導を行い、平成 27 年1月末現 在、参加延べ人数は、104,343 人となっています。また、体操指導士(1~3級)の養成 を進め、平成 27 年1月末現在、1級指導士を 18 人、2級指導士を 53 人、3級指導士を 367 人養成したほか、養成した体操指導士の活動支援のため、フォローアップ研修会や視 察研修等を実施してきました。

これらの取組みにより、シルバーリハビリ体操が普及し、介護予防に関する自主的な活 動が広く実施されました。

取組み内容の詳細については、以下のとおりです。

① シルバーリハビリ体操の普及

平成 24~26 年度の各年度において、シルバーリハビリ体操の普及のための直営教室を 3コース開催したほか、気軽に参加(体験)できるよう、申込み不要の直営体操教室を 各年度1コース開催しました。開催状況は下表のとおりであり、第5次計画期間と比較 して実施コース、開催回数、及び参加人数ともに増加しています。

表1-4-1 体操普及のための教室の開催状況

実施コース数 開催回数(回) 参加実人数(人) 参加延人数(人)

平成 21 年度 2 17 20 293

平成 22 年度 2 24 40 233

平成 23 年度 3 18 47 294

平成 24 年度 4 30 173 1,160

平成 25 年度 4 30 214 1,015

平成 26 年度 4 30 103 545

計 19 149 597 3,540

(平成 27 年1月末現在)

地域の自主グループへの体操指導士等派遣事業については、平成 21 年度の事業開始か ら順調に派遣回数が伸びており、平成 24 年度では合計の派遣回数が 1,364 回と、平成 23 年度の2倍以上となっています。なお、平成 25 年度以降は体操指導士のみでの派遣 回数が減少し、一方で1級・2級・3級指導士や市民インストラクターのみでの派遣回 数が増えており、シルバーリハビリ体操の普及に向けた取組みが地域に広がってきてい

-19-

(20)

-20- る様子がうかがえます。

また、体操に関するパンフレットの作成と配布も行いました。平成 23 年度に作成した

「椅子に座って行う体操」「床に座って行う体操・寝て行う体操」に加え、平成 26 年度 には「嚥下体操・失禁を予防する体操」を作成しました。

表1-4-2 体操指導士の派遣状況

派遣回数(回)

参加延人数

(人) 合計 体操指導士

のみ

体操指導士 +市民インス

トラクター

市民インスト ラクターのみ

1級+2 級 +3級指導士 +体操指導士 +市民インス トラクター

1級+2 級 +3級指導士

平成 21 年度 17 17 0 0 0 0 293

平成 22 年度 123 123 0 0 0 0 2,071

平成 23 年度 479 163 203 113 0 0 7,214

平成 24 年度 1,364 684 0 680 0 0 21,513

平成 25 年度 2,374 446 73 387 464 1,004 30,694

平成 26 年度 2,890 370 29 510 416 1,565 42,558

7,247 1,803 305 1,690 880 2,569 104,343

(平成 27 年1月末現在)

② いわき市シルバーリハビリ体操指導士(1~3級)の養成

いわき市シルバーリハビリ体操指導士の養成のため、以下のように養成講座を開講し ました。2級、3級ともに、養成人数の目標値には届かなかった年度もありますが、養 成人数自体は順調に伸びており、平成 27 年1月末現在では1級指導士が 18 人、2級指 導士が 53 人、3級指導士が 367 人となっています。

表1-4-3 1級指導士養成講座の開講状況

実施回数(回) 養成目標(人) 養成数(人) 達成率

平成 26 年度 10 20 18 90.0%

計 10 20 18

(平成 27 年1月末現在)

表1-4-4 2級指導士養成講座の開講状況

実施回数(回) 養成目標(人) 養成数(人) 達成率

平成 24 年度 1 15 17 113.3%

平成 25 年度 2 32 28 87.5%

平成 26 年度 2 48 8 16.7%

計 5 95 53

(平成 27 年1月末現在)

-20-

(21)

-21- 表1-4-5 3級指導士養成講座の開講状況

実施回数(回) 養成目標(人) 養成数(人) 達成率

平成 23 年度 3 30 30 100.0%

平成 24 年度 6 90 92 102.2%

平成 25 年度 10 160 153 95.6%

平成 26 年度 10 160 92 57.5%

計 29 440 367

(平成 27 年1月末現在)

③ 養成した体操指導士の活動支援

養成した体操指導士の活動支援のため、次のとおり取り組みました。

表1-4-6 フォローアップ研修会の実施状況

日時・場所 概要

第1回

平成 25 年5月1日 いわき市産業創造館 6階企画展示ホール

大田仁史氏(茨城県立健康プラザ管理者)を講師として招き、

「シルバーリハビリ体操で介護予防」と題する講演のほか、茨 城県立健康プラザ職員による体操実技指導を実施。

第2回

平成 26 年6月 11 日 い わ き 市 中 央 台 公 民 館 講堂

いわき市シルバーリハビリ体操事業についての事業報告を行 ったほか、市の体操指導士2名による体操実技指導、及び各地 域のネットワーク形成に向けたグループワークを実施。

● シルバーリハビリ体操教室の様子

-21-

(22)

-22- 表1-4-7 視察研修・交流会等への参加状況

参加した交流会等 日時・場所 概要

シルバーリハビリ体操 10 周年記 念フォーラム

平成 26 年 10 月 30 日 茨城県笠松運動公園 体育館 1階アリーナ

茨城県シルバーリハビリ体操の事業開 始 10 周年を記念し開催される。 体操考案者の大田仁史氏による講演の ほか、茨城県内の市町村の取組み発表に 続き、本市のシルバーリハビリ体操事業 の概要や進捗状況について報告。 体操指導士2名、2級体操指導士8名参 加。

茨城県南地域シルバーリハビリ 体操指導士協議会夏期交流研修 会

平成 26 年8月 20 日 茨城県つくば市役所 2階 大会議室

シルバーリハビリ体操事業の計画及び 進捗状況を発表したほか、県南地域の体 操指導士と意見交換を行う。

体操指導士1名、1級体操指導士6名、 2級体操指導士4名参加。

福島県南相馬市健康運動普及員 視察研修受入れ

平成 26 年 11 月 11 日 いわき市総合保健福祉 センター

3階健康学習室

シルバーリハビリ体操事業概要の説明 と実績報告のほか、意見交換、体操の紹 介と実演を行う。

体操指導士2名、1級体操指導士 12 名、 2級体操指導士2名参加。

④ 東日本大震災被災者への対応

東日本大震災被災者への対応としては、津波被災地域高齢者の健康と交流づくり事業

(いきいき交流サロン)、他市町村からの避難者の仮設住宅サロン等に体操指導士を派遣 しました。

● 体操指導士養成講座の様子

-22-

(23)

-23-

(2)最重点施策Ⅱ 地域包括支援センターの機能の充実

第6次計画では、地域の高齢者やその家族からの総合的な相談対応や、高齢者の心身の 状況や生活実態を把握するなど、専門的な相談対応を行う「地域包括支援センター」につ いて、地域住民の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的に、地域 包括支援センターの機能の充実に取り組んできました。

具体的には、職員の専門性向上のため、月1回の管理者会議や保健師、社会福祉士、主 任介護支援専門員の職種別会議の開催、職員研修等を実施しました。また、広報誌「結い」 の発行等による啓発活動や地域関係者、住民等への働きかけをしてきました。さらに、平 成 27 年1月末現在、第6次計画期間内で、地域ケア個別会議を 39 回、地域ケア会議を 154 回開催するなど、関係機関や団体との連携強化に取組んできました。

これらの取組みにより、職員の専門性が向上し、地域内高齢者の総合相談窓口としての 機能が充実したほか、各種の活動において、関係機関や団体等との重層的なネットワーク の構築が進みました。

取組み内容の詳細については、以下のとおりです。

① 職員の専門性の向上

職員の専門性の向上のため、管理者会議の開催、職種別会議の開催、及び職員研修の 実施などに取り組みました。

表1-4-8 職員の専門性向上のための取組み状況

実施した取組み 取組みの概要

管理者会議の開催

(月1回、定例開催)

情報交換や課題・業務の統一等に関する協議を実施。管理者の管理 機能向上に向けた管理者検討会議を定期開催したほか、組織のある べき姿を明確に理解するため、管理者・リーダー研修を開催。地域 包括支援センター全体の組織力向上に向け、組織の目指す方向につ いて改めて意識の統一を図った。

職種別会議の開催

3職種(保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員)ごとの会議を 開催し、年間計画を作成し以下の内容について協議・実施した。

○保健師

・認知症に対する知識や対応に関する研修の受講と、OJT のため の伝達研修の実施

・包括保健師の業務ガイドライン作成の検討

○社会福祉士

・自己評価ワークブック(日本社会福祉士会編集)を用いた自己 評価の実施と集計、分析

・経験年数別に分けた社会福祉士どうしによる意見交換会の開催 ・ソーシャルワークに関連する外部研修の受講と伝達研修

○主任介護支援専門員

・いわき市の中山間地域を支援する居宅介護支援事業所の合同研 -23-

(24)

-24-

実施した取組み 取組みの概要

修会の開催

・個別事例から地域支援につなげるための地域ケア個別会議の実 施方法の統一

職員研修の実施

センターの運営法人主催研修の他、各職員が参加した外部研修(派 遣研修)の伝達研修を希望者に対して小規模で複数回実施した。

○法人主催の研修 【全体研修】

・職員の会議運営等に対するスキル向上のための、ファシリテー ション技術に関する研修を開催

・「認知症高齢者対策の推進」への具体的な取組みについて、認知 症高齢者の研究をしている講師による講義の受講と、2センタ ーの取組み事例の発表をもとに、センターごとの企画を作成

・地域に暮らす潜在的な認知症患者に関する理解を深めるための 研修を開催

・困難事例について権利擁護の視点から事例検討を行い、また、 専門家の助言から支援やアセスメントの手法を学び、高齢者虐 待への対応力向上に向けた研修を開催

【伝達研修】

職員の自己学習・自己研鑚の機会、また伝達を通じ研修への理 解をさらに深める機会とすることを目的に、職員が参加した研修 を法人職員全体に伝達する機会を設けた。

・多職種連携に関する研修

・スーパービジョン研修会

・認知症の理解と援助に関する研修

・地域ケア会議運営に係る実務者研修

○外部研修への参加 【管理者研修】

・全国地域包括・在宅介護支援センター研修会 ・コーチング講座基礎編

【その他、地域包括支援センター職員を対象とした専門研修】 ・地域関係職員認知症対応力向上研修

・高齢者虐待対応現任者標準研修

・福島県地域包括・在宅介護支援センター協議会職員研修 ・地域包括支援センター職員課題別研修

・地域包括支援センター全国実践研究集会 など

-24-

(25)

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② 総合相談窓口としての機能の充実

ア 広報・啓発活動の充実

高齢者の総合相談窓口として地域住民や保健・医療・福祉関係機関等に広く知って いただくための広報啓発活動を実施しました。

広報誌「結い」を発行し、65 歳以上に限らず地域住民に広く地域包括支援センター を知ってもらうため、地域包括支援センターの基本業務のうち2つを紹介しました。 同誌の発行においては、広報のターゲットを明確にすることで読み手が理解しやすく なるよう工夫しています。

また、地域の高齢者や一時提供住宅等に入居している高齢者が集まる場所(社協い きいきデイクラブ、公民館活動、被災地区での交流サロン、地域のお祭りやイベント など)に積極的に参加し、地域の高齢者に地域包括支援センターの役割や活動内容を 紹介するなど、高齢者を対象とした広報活動に力を入れました。

そのほか、地域の活動団体などから寄せられる講師依頼の際に地域包括支援センタ ーの活動を紹介したり、地域の関係団体・機関などへの訪問時にパンフレットを持参 したPRや、関係機関へのチラシ・広報誌の設置を依頼するなどの活動を行いました。 加えて、ホームページに掲載中の内容について変更が生じた場合は随時更新し、地区 ごとの活動報告や職員の募集の案内など、最新の情報を発信するよう努めました。

イ 相談機能の充実

支援を必要とする高齢者の早期発見、早期支援につなげるため、地域関係者・住民 等へ地域包括支援センターの機能・役割の啓発に努めました。また、センター職員を 地区担当制とし、より多くの情報が寄せられるよう、民生児童委員各地区定例会へ出 席したほか、区長、隣組長等地域関係者への働きかけなどを行いました。

③ 地域包括ケアの充実

ア 関係機関、団体との連携強化

関係機関や団体との連携強化のため、以下のような取組みを実施しました。

表1-4-9 関係機関、団体との連携強化の取組み状況

実施した取組み 取組みの概要

地区保健福祉センターとの 連携(情報交換の充実)

小地域担当者会議、虐待ケア会議、避難者支援担当者会議を開催し、 処遇困難事例などについて、地区保健福祉センターの担当係と情報 交換やカンファレンス(例:各種福祉サービスの利用調整や支援の 方向、役割分担などについての協議)を定期的に開催した。虐待対 応については随時虐待ケア会議を開催し連携を図った。また、被災 者支援に係るケースの情報共有、支援・役割の確認も定期的に行っ た。

-25-

(26)

-26-

実施した取組み 取組みの概要

介護支援専門員等会議、地区医 療機関等との連携

地区内の介護支援専門員等を対象に、情報交換会・勉強会等を実施 。 また、地域包括ケアの実現に向け、医療サイドと顔の見える連携が図 られるよう医療関係者の参加要請を行い、虐待や認知症対応に関す る勉強会やケース検討、現状と課題の共有なども行った。

イ 地域ケア会議の開催

高齢者個人に対する支援の充実、そしてそれを支える地域の人々が地域の課題に気 づき、自ら動き出すことのできる環境づくりやその活動支援が出来るような社会基盤 の整備等、これらを同時に推進し「地域包括ケアシステム」を実現させるため、行政 を始め地区社会福祉協議会、地区の活動団体などと連携して地域ケア会議を開催しま した。

なお、平成 25 年度より個別ケースの支援内容を検討する地域ケア会議を、従来の地 域ケア会議と区別するため「地域ケア個別会議」と呼称して開催しました。

表1-4-10 地域ケア会議の開催状況

年度 地域ケア個別会議 地域ケア会議

開催回数 延べ参加人数 開催回数 延べ参加人数

平成 24 年度 42回 1,101名

平成 25 年度 24回 149名 66回 1,513名 平成 26 年度 15回 144名 46回 1,247名

(平成 27 年1月末現在)

ウ 民生児童委員等地区関係者、団体との連携

年間を通して民生児童委員協議会定例会への参加のほか、自治会組織における総会、 行政嘱託員総会への参加や、各センターの活動状況の報告、地域の実態把握・情報収 集などに努めました。

また、地区消防署との連携による地域内高齢者の状況把握や、地域密着型事業所(グ ループホーム等)の運営推進会議への参加など、その他の関係機関との連携に努めた ほか、地域見守りネットワーク(最重点施策Ⅲにて詳述)との連携も推進しました。

④ 企業や若年層との連携強化による、重層的なネットワークの構築

ア 高齢者の実態把握

震災を理由に一時提供住宅へ入居した高齢者や民間アパート等へ入居した高齢者に 対して、地域包括支援センター職員・見守り推進員による訪問活動を実施しました。 訪問回数を重ねながら情報収集、実態把握を行い、訪問対象者の傾聴に努めつつ適切 な支援にもつなげています。

また、一時提供住宅等から地域へ戻った方や、津波被災地区に残って住んでいる方 -26-

(27)

-27-

など、地域(自宅)で生活している高齢者の把握に漏れがないか、地域訪問活動を強 化するなど状況確認を継続的に行いました。

イ 地域包括支援ネットワークの構築

民生児童委員協議会定例会などの機会を活用する他に、必要に応じて民生児童委員 宅訪問を実施するなど、情報共有を図ると共に民生児童委員との連携を確認しました。

金融機関へのアプローチを行い、認知症サポーター養成講座や権利擁護に関する勉 強会を実施するなど、権利擁護に関する相談先として地域包括支援センターの役割を 周知し、情報収集のため新たなネットワークの構築に努めました。

また、訪問介護事業所や地域密着型事業所など、サービスの質の向上や情報共有の ため連絡会の新たな立ち上げや、既存の介護保険事業所間の交流会の定期開催支援も 実施し、事業所同士の横のつながりから有機的なネットワークへ発展するよう働きか けました。

● 地域ケア会議の様子

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参照

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■2019 年3月 10

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